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システム

2017年1月4日

先日、久々にお弁当を買おうと思い立ち、本店近所の総菜屋さんに行きました。いろんなおかずが並んでいましたが、値段が書いていないうえ、手のひらサイズの入れ物のパックが重ねて置いてあるだけでした。たぶん、このパックにおかずを入れるのだろうと予想しながら、グラムとか個数で値段が決まるんかなあ、時価?と少しウケながら、恐る恐るから揚げを入れました。時価なので(勝手に思い込み)おっきいやつ入れたらお金がかかると思い、アーモンドに毛が生えた(なにそれ)程度のちっこいから揚げを二粒入れました。入れ物のパックはガラガラです。から揚げだけにからからです。また一人でウケました。
次に、ポテトサラダも選びました。ポテトサラダもいっぱい入れたらお金がかかるので、パックの5分の一程度に端っこにチョコンと入れました。パックのバランスがめちゃくちゃ悪いです。パックに口があったら「もっといっぱい入れてよ~」とパックだけにパクパクとごねられそうです。ダジャレはもう結構。
最後は鮭を入れました。まあ、鮭はパックに収まりました。大体なんぼぐらいなんのかなと、時価やったらどうしよ?フフ、と少し舐めた気持ちも持ちながら、ごはん1パック(同じ形のパック)110円と見えたので、ごはんも選びました。
小さなお店なのですが、店員さんが奥の厨房にいてたので、すいませ~んと声をかけました。店員さんが来て、計算してもらうと、普通に「570円です!」と言いました。僕は「これで570円?高っか~」と思いましたが、僕は近所の社長ですので、ひるんではいけません。
しかし、支払いをしようとしたその刹那、壁に大きく「システムの説明!」と書いて貼ってありました。弁当屋で何のシステムなのだろう?おかずを使って世界征服とか何か大それたことでも考えているのだろうか?と思い、続きを読むと、「
1パック詰め放題110円」しかも、「超お得!おかずバイキング!」と書いてありました。え?なんで?さっきまで無かった?いや、僕がおかずと食い気に駆られて見落としていたのです。少し混乱し、我を忘れて店員さんのほうを見ましたが、素知らぬ顔で計算中です。「から揚げ2個~」と楽しそうに言うてます。もし詰め放題ならから揚げが8個ぐらい入ったはず。彼女は僕に目線を合わせません。今からそのから揚げ、隙間だらけのポテトサラダのパックに入れ替えてもいいのかな?下手したら鮭も入るんちゃうん?鮭は別としても全部で330円ちゃうん?僕は570円を請求されている・・・
社長やし、近所やし、もしそれを指摘して自分が間違っていたら「23百円ぐらいのことでなに騒いどんねん、ボケ社長!せこ社長!」と思われる・・・そんな僕の心にはお構いなしに何も言わずに合計570円~と、レジを打つ店員さん。結局570円支払いました・・・何も言えなかった・・・
システム導入とはこのことやったんか・・・完全に作戦負けです。
何にしても、システムを知ることはとても大事です。