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懐かし第一弾5いっきに3つ!!

2021年6月3日

タイトル:弟との話
(弟が喫茶店をやっているので話した内容かな・・・15年ぐらい前)

以前、「飲食業ではいかに食材のロスを減らすかが儲けのポイントになるんだ」とバーを経営している友達に聞いたことがありました。
私の弟は弊社本店のすぐ近くで喫茶店を営業しています。
そこでの話ですが、ふと目の前を見ると、ランチ用のお味噌汁がお鍋に余っていました・・・
僕は弟に話を始めました。
「お前、宇宙の果てがどうなってるか分かるか?果てがあるのか無いのかさえ、人間の知恵では理解できないんやで。例えば、犬は船が水に浮かぶことを理解できないだろ?
でも、人間は浮力を理解する事ができるんだ。分かるか?だから、多分、神様か、得体の知れないもっとすごい生き物がいたとしたら、宇宙の果てがどうなっているかなんて、当たり前のように理解しているんだよ。
人間は犬が浮力を理解できないのと同じで、「宇宙の果て」なんて理解できないんだよ。
だって、未だに、人間は、光合成に関してさえ、光合成が起こることは知っているが、どのようにして起こるかはわからないんだよ。植物しか知らないんだ。
植物に頼らなければ栄養分や酸素を作ることが出来ないんだよ。
地球温暖化に影響している二酸化炭素も減らないんだよ。
もし、人間が人工的に光合成に成功すると、どんどんエネルギーや酸素を作ることができるんだ。でも、絶対にそれは不可能であろうと思うんだ。人間は地球の仕組みをコントロールする知恵なんて持ち合わせていないんだ。空気のバランスや、自然のバランスをさらに壊してしまうことになるだろう。だから、神様は人間に光合成の知恵を授けないのだ。
光合成を解明する前に、緑を増やすこととか、自然と共存するとか、無駄なエネルギーを消費しないとか、まず、そこのところを勉強しなさいと神様は言っているのだよ。
分かるかい?食べ物や物を粗末にすることも、無駄なエネルギーの消費に繋がっているんだよ。
我々はそこんとこ意識しながら生活しなあかんのちゃうかなっておもうんだ。お兄ちゃんはな、俺らにも小さい事から出来る事はあるんちゃうかなって思うねん。
だから、その味噌汁、捨てるんやったら飲まして!」って言いました。
弟は少し間をおいて、一言、「ちっちゃー」と僕に言いました。
「延々と話聞いたったら、それかい!ええ話してるなあと思って聞いてたら、味噌汁欲しいんかい!」「ちっちゃー!」と何度も何度も繰り返し言ってました・・・
僕は、ただ、味噌汁が飲みたかったんですよ~

 

 

タイトル:セミ(9月半ばごろに鳴いているセミを見て書いたと思う・・・)

 

昨日、たった一匹で思いっきり鳴いているセミを見ました。セミは幼虫時代を何年間も地中で過ごし、やっと成虫になったと思ったら一週間で交尾相手を探し、死んでいくせつない虫です。
昨日のセミ君は、昨日の全生命体中、最もせつなかったのではないかと思います。
長い地中生活を終え、やっと成虫になり、「さあ、鳴くぞ!」と希望に燃えて出てくると、周りには誰もいません。交尾相手どころか一緒に鳴いてくれるオスさえいません。セミなので、他にすることもなく、とりあえず思いっきり鳴いていたんでしょう・・・いや、泣いていたのでしょう・・・
彼のせつない泣き声は秋の気配が漂い始めた青空に響き渡っていました・・・
人間社会にも似たようなことはありますよねえ・・・とりあえず、時期・タイミングは間違えないようにしないといけませんね。
セミ君ありがとう、そして、さようなら・・・

 

タイトル:メーターたち(15年ぐらい前、ゴルフ行ったときのことかな・・・)

 

今日はゴルフに行ってきました。
まわっている途中ですごくいいものを見ました。
何番目のホールか忘れましたが、コースの横にある草むらを見たとき、ある物体と目が合ってしまいました。
それは、電気メーターか何かの物体でした。
背丈は約1.5メートルほどで、一本足、上の部分が長方形の箱になっていて、真ん中に丸いメーターが付いていました。
イメージでいくと、傘お化けみたいな感じで、傘の部分が箱ってかんじです。
その箱の真ん中に付いているメーターがまるで大きな目のようでした。
そして、その物体の隣には少し背が低めの物体(これもなんかのメーター)がならんで立っていました。
夏なので、その草むらの草の背がすごく伸び、その物体たちは今にも追い越されそうで、草の中に紛れていきそうでした。
そしてふと、メーターたちと目が合ってしまったのです・・・
「僕たちはここにいるよ!」草に隠されそうになりながら、一生懸命でした。
まるで、家出した兄弟が寄り添うように立っている・・・そんな空気をかもし出していました。雨の日も風の日も・・・
背が高いのがお兄ちゃん・・・低いのが妹かな?いや、弟?
来る日も来る日も道行くゴルファーを眺めている・・・
がんばれ、おじさん!がんばれ、おにいさん!
メーターたちに励まされているようでした。
よーっし!僕も明日からがんばるぞー!
って、あほなこと書いてる場合ではございません・・・