2016年7月26日
先日20年ぶりの人に会いました。
そのお方は僕が社会に出てまだ間もないころに出会った経営者の方です。当時、たまたまのきっかけで晩御飯をごちそうになることになりました。業界は全く違うのですが、その方は大きな会社のオーナー社長さんで、お金持ちで、事業家で、当時の僕から見れば雲の上にいるような人でした。当時その方は60歳ぐらいで僕は25歳でした。食事の時も仕事の話はほとんどなく、遊びや飯の話(グルメの人なので)、友達の話をして頂いた覚えがあります。
僕がきもの屋になるというと、「厳しいな、でもがんばりや」と言っていただいた記憶があります。僕は目の前の事業家でお金持の人を見て、とても憧れ、自分も一人前になりたいと強く思いました。
あれから20年、一度も会っていなかったのですが、先日きっかけがあり、食事をごちそうになることになりました。
僕は、「僕も20年経ってそれなりに成長したのでは・・・と少し思っていたし、ちょっとは褒められたりするのかなあ」なんて、甘い期待をしていたのですが、見事に大ハズレ。まったくもって20年前と変わらず、飯の話と遊びの話、友達を大事にしろという話でした。
このお方、僕と20年前に会ったことさえ忘れているのではないか?というぐらい同じ話でした。すごいなあ・・・大きいというかなんというか・・・そんな人から見ると、なんも変わっていないのです、僕。
毎日夢を思い描き、必死のパッチで・・・って思っているのは僕だけで、それで20年経って印象に大差なし。おもろすぎる。肩の力が抜けたというか・・・
20年で多少変わったとしても遠くから見れば微々たるものです。
いい意味で力が抜けて・・・ありがたいことです。