2023年5月10日
みなさま、こんにちは!
先日のニュース(←コチラ)でもお知らせいたしましたように、この度、京都壬生寺の壬生狂言の「炮烙割」の新しい衣装を、友禅作家・澤井豊泉先生が制作、本きもの松葉が奉納させていただきました。
壬生寺のご本尊は延命地蔵菩薩(重要文化財)で、厄除け・開運の寺として信仰を集めています。幕末には新縁組隊士たちの訓練場だったので新撰組ゆかりの寺としてファンの方々がよくお参りに来られるようです。
壬生寺 表門にて
4月29日から始まった春季特別公開の初日に、澤井先生のご案内のもと、澤井先生の着物の大ファンのお客様たちと壬生狂言を観劇させていただきました。壬生狂言は鎌倉時代から700年の歴史を持つ身振り手振りだけの無言劇で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。二月の節分会に素焼きの炮烙に家族の名前、年齢を書いて奉納したものを、この4月の壬生狂言の中で舞台の上から次々と落として割っていき厄払いとする「炮烙割」の演目の衣装がこの度新調され、澤井先生が制作されました。
今回特別に、衣裳部屋へ案内していただいて狂言のお支度をしているところを見学させていただきました。驚いたのは狂言をされているのは狂言師のような本職の方ではなく、地元の檀家さんの方々なのだそうです。着付けの方以外は全員男性で、小さなお子さんや、中高生の男の子もいらしてとても溌溂としてらっしゃいました。
劇中に使う面がずらりと壁にかけてあって古いものは室町時代のものもあり、伊藤若冲の作った面などもありました。壁にかけてあるときはちょっと怖い感じですが、劇中身に着けるとほんとのお顔に見えるのが凄いですよね。
「炮烙割」の演者さんと、澤井先生と。この裃の下に着けている小袖が奉納させていただいたものです。
そしていよいよ壬生狂言へ。
舞台は撮影禁止ですのでネットニュースに出ていた写真を。出店の一番乗りを争い、炮烙売りにだまされた太鼓売りが仕返しに炮烙を割ってしまうという無言劇の終盤、このように次々とお皿を落として割っていきます。砂煙も上がって大迫力です。
こちらは小袖がよく映っています。
粉々の炮烙の山です。
舞台「大念仏堂」は国の重要文化財なのだそうです。この後もう一題「鵺」という狂言を観劇しました。「鵺」という怪物が出てきて綱渡りなど凄いアクションがありました。この綱渡りのできるセットもこの舞台の特徴だそうです。
その後、澤井先生と先生が描かれた大きな桜の絵の屏風を見に行きました。
こちらです。見事です。
この日は雨予報で、このあとぽつぽつと雨になってしまいましたが無事に炮烙割が見られてよかったです。
壬生寺は新撰組の近藤勇の遺髪塔、芹沢鴨のお墓など新撰組ファンにはたまらないお寺になっています。私も「壬生義士伝」で涙したのでちょっと興味あり。もう「壬生」と聞いただけでドキドキしていたのに、表門を入るといきなりこんな子と遭遇。
可愛すぎる・・・。
帰りに壬生寺の近くの鶴屋さんで和菓子を買って帰ったのですが、今、色々調べてたらこの鶴屋さんのすぐ裏が八木邸なのですって!っていうか、現在の八木家が営んでいるのが鶴屋さんなのだそう!えー!行きたかったな!新撰組たちの屯所だった八木家はガイド付きで中を見学できるそうです。芹沢鴨が暗殺された奥座敷では刀傷も実際みられるそうですよー!もうこれはもう一回行くしかないですね!
澤井先生のお陰で楽しい良い体験ができました。本当にありがとうございました。