2025年8月11日
みなさま、こんにちは!
きもの館で催されました、北の染織紀行にお越しいただきましたお客様、誠にありがとうございました。改めて、石川県には日本を代表するような伝統工芸品が沢山あることに驚きます。着物だけではなく、焼き物や漆器なども世界に誇る美しい伝統工芸品があります。今回は外与株式会社の笹田さんから魅力あふれる石川県のお話と、石川県が産地の着物のお話をして頂きました。本当にありがとうございました。
では展示会での着物編を始めたいと思います。
初日は石川県の麻の織物、能登上布を着ました。帯は絽の塩瀬です。夏らしいコーディネートになったかなと思います。麻はしわになりますが、それも魅力の一つと楽しんでいただければと思います。
背景の金魚はきもの館の毎月変わるフォトブースです。
2日目は、夏大島に同じく塩瀬の帯を。石川県と言えば加賀友禅です。今回本当にたくさんに加賀友禅の着物が揃いました。こちらの写真は振袖です。加賀友禅は分業ではなく作家さんが全ての工程を手掛けて完成されます。本当に素敵な一枚です。
3日目は能登上布に夏牛首の帯です。牛首紬も石川県が産地の着物です。日本三大織物の一つですが、その中で最も生産量が少ない織物です。
会場では石川県の着物の他に、京都遊美のオリジナルブランド、カンボジアシルクの着物「綾遥架」をご紹介させていただきました。今回はカンボジアのシェムリアップにあるクメール伝統織物研究所(IKTT)さんがプロデュースしていますカンボジアシルクの商品を送って頂きました。綾遥架と共にカンボジアシルクの魅力を感じていただけたかなと思います。
そして最終日は夏牛首に刺繍のしゃれ袋帯を合わせました。久しぶりにこの帯を締めましたが、刺繍ってやっぱり可愛いですね。背景は、金魚から花火に変わったきもの館のフォトブースです!
さて、今回の福田店長の部屋はこちら、デニムの着物です。デニムにも色々とあるそうで、こちらは何ていうデニムか忘れてしまいました。また福田店長にお聞きください。福田店長は洗える着物も気軽に着ていて日常のきものライフを堪能しています。近頃ずっと、お客様に頂いた羽織から作られた前掛けを愛用中です。
今年の6月から、息子が入社しております。大学を出て3年間違う業界で働いて、この度本きもの松葉へ入社することになりました。近頃の着物離れが心配される中、若い彼から見ると着物は世界に対抗できる魅力溢れるアイテムだそうです。今回の石川県に限らず、日本中に素晴らしい伝統美が込められた着物があります。日本の伝統技術の詰まった着物や帯を、多くの皆様に知って頂くのも私たちの務めだなと思います。
私たちの企業理念、「着物を通じてお客様と私たちの人生を豊かにし、地域社会に貢献する」を胸に、着物の魅力を発信していきたいと思います。