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第十七回 笑福亭鉄瓶さん 寺内町ろまん亭落語会

2020年10月22日


みなさま、こんにちは!

今回は一年ぶりの「富田林・寺内町編」です。春からコロナで延期になっていました大正絽漫(←コチラ)さんでの落語会が久しぶりに開催されました。先日の夢の共演会(過去記事←コチラ)での元タカラジェンヌさんのステージに引き続き、落語会の前日には文楽劇場での剣詩舞の会を観劇に行きました。詩吟の方も今年はすべての舞台やコンクールが中止になっていましたので優美な詩舞や迫力のある剣舞も久しぶりでした。この一週間に三つも生の舞台を立て続けに楽しむことができて、改めて、コロナの前には感じることのなかった、楽しいと感じることの大事さを痛感した一週間でした。本当に心の潤う一週間でした。

さて、久しぶりの寺内町の落語会はいつもよりぐっと人数を減らしての開催でした。ご準備なさった皆様には様々なお気遣いをされてのことだったと思います。おかげで楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

大正絽漫さんの入り口で写真を撮ってもらおうと奥様にお願いするとなぜか「さくらちゃんと一緒に!」とワンちゃんと一緒に写真を撮ることに。なぜ・・・?ちなみに大正ロマンさんちのワンちゃんではありません。でも可愛い。女の子だそうです。

 

いつもはぎっしり満員のお部屋はゆったりと椅子が準備されていました。箱田さんのご主人の挨拶も手短に、とても気配りなさっての落語会の始まりです。

まずお一人目は月亭遊真さん。月亭遊方さんのお弟子さんだそうです。お題は火炎太鼓。商売が下手でいつも奥さんからぼやかれている古道具屋の主人が仕入れた安いみすぼらしい太鼓が実は大変な値打ちのもので大名に高値で買ってもらえたという話。

お若くて元気で勢いがありました。よくこの落語会でお若い落語家さんが来られます。毎回違う方なんですが、そう思うとたくさん落語家を目指す方っていらっしゃるんですね。すごいなぁ。

お二人目は笑福亭喬介さん。鉄瓶さんと同じ笑福亭ですね。お題は家見舞い。家見舞いというのは新築祝いのことで、お金がないのであるものを水入れだと偽って届けるお話で、なかなかに息の詰まるお話でした。こちらの喬介さんはとてもきちんとした真面目そうな方で落語家さんとは思えない印象でした。意外。北野田出身でお隣の喜志駅が最寄りの学校に通ってらしたそうです。

そしていよいよ鉄瓶さん登場!可愛い愛娘さんのお話で沸かせていただきました。鉄瓶さんたちもコロナでおうちにいる時間がとても長かったそうです。舞台人の方々の自粛期間のお話を聞くたび切ないですが、こうして皆さん活き活きとされているお姿を見ると私たちも元気になります。

落語の方はたぬきのサイコロ。ほんとに落語って面白いですよねぇ。一人で何人もの役になってひたすらしゃべり通して笑わせるなんて、まさに芸ですよね。鉄瓶さんの落語、本当に面白いです。

いつも落語が始まるときはお題を言ってから始まるのではなく、最後に鉄瓶さんが三人分のお題を言ってくださるので帰ってから少し調べるのですが、落ちが違うこともあるんですね。それぞれの落語家さんが考えるのかな。持ち時間も様々でしょうし短縮したり膨らませたりして演じるのでしょう。同じお題を聞き比べたら楽しいだろうな。

わいわい笑ってすっきりしました。今回はコロナでいつもの鉄瓶さんのお見送りは無しで写真は撮れませんでした。せっかくなので箱田さんの奥様と記念撮影。いつもありがとうございます。私は結城紬に半巾帯に単衣の羽織で。

色々なイベントが無くなっていましたが、少しづつ再開の兆しも感じられてきました。不要不急のものこそ心弾んで元気になるんだなと感じます。楽しみがあるから仕事も、しなければいけないことも頑張れます。開催される方は今まで以上に準備が大変だと思いますが、とても楽しく嬉しく有難い気持ちで満たされました。また次回も楽しみにしています!

 

 

 

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