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着物で大相撲 三月場所

2022年3月24日


みなさま、こんにちは!

大阪の春の恒例行事として毎年話題になるのは高校野球と、そう、大相撲春場所です!

この度二回目の大相撲観戦へ連れて行って頂きました。初めての相撲観戦は3年前で興奮冷めやらぬ気持ちをこのブログで披露させていただいています(過去記事←コチラ)。その後、コロナで中止、東京での開催と続き今年は三年ぶりに観客が入っての大阪場所となりました。

3年前と同じく冷たい雨の降るあいにくのお天気でしたがもちろん着物で観戦です。ほんとに寒くて羽織の上に雨ゴートも着ていきました。着物は喜久樹さんのゴールデンムガに刺繍の名古屋帯を合わせて春らしい優しい色合いで。

 

3年前のブログを読んでみるとかなり興奮していたのが思い出されましたが、今年の私は違います。予習していきました。前回よりレベルアップしている私です。

タカラヅカのブログでお察しの通り、ややオタク気質のある私です。3年前にこんな本を買い込んでいました。

3年前に買ったので少し変わったところもあるのかなぁと思いながらも予備知識ありで観戦するとさらに面白い!

みなさん、相撲が「国技」だとご存知かと思いますが、相撲が国技と言われるようになったのは両国にある国技館ができてからだというのをご存知でしたか!?

明治時代まで相撲は寺社の境内など臨時で小屋を建てて行われ、場所が終わると取り壊すのが一般的だったそうです。そうすると雨が降れば中止になるので天候に関係なく行える常設館の建設に乗り出します。設立委員長はなんと、相撲好きの板垣退助だったそうです。そして明治42年に「国技館」が完成します。それまで相撲は「国技」という認識はほとんどなく、どちらかと言えば「神事」であり、または庶民の娯楽であり、明治維新後の近代化の中では「裸になって行う野蛮な見世物」とまで見られていたのだそうです。そんな認識を覆すべく、力士たちは自らの言動を改め、羽織袴で場所入りし、この「国技館」という名前が浸透すると共に「相撲は国技」と認識されるようになったのだそうです。

そんな歴史を感じつつ、相撲自体の見どころもいくつか胸に秘め入場です。

まずは行司さん。行司さんにも力士と同じく階級があるのだそうで最高位は「立行司」。きらびやかな衣装が印象的ですが幕下以下の行司さんは素足で土俵に上がり軍配の紐の色は黒か青なんだそうです。ちょうど会場に着いたとき幕下の取り組みだったので見てみるとほんとに裸足でした。

そうそう、廻しには稽古廻し、締め込み、化粧廻しがあって、稽古廻しは稽古の時につける廻しなのですが本来は白で幕下以下は黒色なのですって。ほんとだ。十両以上の関取になると本場所や巡業で色とりどりの締め込みをつけます。廻しと締め込みとは素材が違うそうです。

行司さんは取り組みの進行、勝負の判定を力士の邪魔にならないよう機敏に立ち回ります。土俵入りの先導や場内アナウンスも行司さんの仕事で、番付を書くのも選ばれた行司にだけ与えられる名誉だそう。

あの番付には様々な情報が詰め込められていて、力士の名前だけでなく本場所の開催地や行司、審判委員、世話人や呼び出しなど関わっている方の名がみな記されています。力士の名は出世すればするほど大きく太くしこ名が載ります。最初は小さな小さな自分のしこ名が大きくなっていくのを喜びに日々の稽古に励むのだそうです。

そんなこんなでいよいよ行司さんの先導で幕内の土俵入りです。

壮観。

私たちは東の方の花道の真横でしたので力士さんたちを間近に見ることができました。凄い迫力です。

前から4列目!ほんとに近くて、力水で口を清め塩をつかむ取組前の力士の気迫に飲み込まれそうになります。

また行司さんに戻りますが、装束が色々で見るのも楽しい。今回一番目を引いたのがこの色鮮やかなドット柄行司さん。

でも動きは機敏です。

勝負つきました!

こちらはピンク💛

こちらは黄色。力士はこの日まで全勝していた高安!

こちらはえんじ。力士は大関になって初の本場所を迎えた御嶽海。まだ負け一つで注目していましたがこの日はあっさり負けてしまい残念。

こちらは緑。力士は兵庫県出身の貴景勝。三年前に見に行った春場所の後大関になった思い出の力士さんでこの方を見るのも楽しみでした。勝ちましたよ!

そしてこの懸賞旗。企業が取り組みに掛ける懸賞金で勝った力士が総取りします。旗一つで税金やその他経費を引いて力士さんには3万円もらえるそうで、旗の数、数えちゃいますよね~・・・。舞の海さんの書いた先ほどの本には白鳳さんは懸賞金だけでその年一年で1億5千万円の収入があったとありました。わお。

もう色々と面白い大相撲です。

着物特典があってプレゼントをもらえました。やったぁ。

表には色とりどりののぼりが。ご一緒した皆さんと記念写真。

皆さん、訪問着や紬で素敵な着物姿です。

後ろ姿も素敵です。お天気は悪かったのですけど着物のお客さんも結構いらっしゃいました。相撲観戦はぜひ着物で行かれてください。

そしてありました、番付!これは板番付。

で、お土産に買いました紙番付。110円なり。またゆっくり見ます。オタクなので。

お土産売り場にも面白いグッズや美味しそうなものが売られていたり、支度部屋へ行き来する力士さんたちが間近で見られたり、大きな賜杯やトロフィーが飾られていたり色々と楽しめます。

お相撲って勝敗がわかりやすくていいですよね。もうちょっと詳しくなると、力士さんそれぞれの得意技があるそうでその技の体勢に持ち込んだら勝敗がつく前に盛り上がったりするそうです。小柄な力士さんが大きな力士さんを投げ飛ばしたりすると大きな歓声が上がります。他の格闘技と違ってお相撲っておおらかで思わず笑顔になる対戦がすごく楽しいです。

今場所も終盤になってきました。誰が優勝するのかまだまだ分からない状況です。今日も楽しみにテレビで相撲観戦したいと思います。

最後に観戦お楽しみ中の私の姿で締めくくりたいと思います。

ではさようなら。

 

 

 

 

 

 

 

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