2023年8月11日
みなさま、こんにちは!
暑い中、きもの館でのきもの夏まつりにお越しくださいましたお客様、誠にありがとうございました。
今回は珍しい「北の織物紀行」と題しまして、新潟と山形の織物の特集をさせて頂きました。
新潟の織物と言えば、着物で一番最初に国の無形重要文化財に指定されました越後上布です。北の織物はこの越後上布から発展していったのだそうです。
今回、北の織物勉強会を開いてくださいました外与株式会社の笹田さんと、山形からお越しの粟野商事株式会社の情野(せいの)さんです。
越後の織物のお話はとても興味深かったです。1300年以上前から麻の繊維を糸にして居座り機で織りあげる越後上布は、当時も高級品としてとても高価なものだったそうです。そこから小千谷縮、小千谷紬、本塩沢と発展し、当時の越後藩の藩主、上杉家が山形、米沢でも織物を奨励。米沢の名産である紅花で糸を染めた紅花染めが今でも有名ですが、当時紅花は金の10倍、米の100倍と言われるほど大変高価なものだったそうで、そんな高価な紅花を染料に使うのは画期的なことだったそうです。そして絣織の北限は山形の白鷹お召しだそうで、本当に希少なものになって今ではなかなかお目にかからないのだそうです。
他にも糸の染め方も色々あったり、米どころの新潟は農業が盛んだった明治時代には日本で一番人口が多かったという話や、本当に知らないことがいっぱいの楽しい勉強会でした。本当にありがとうございました。
さて、今回の期間中に着た着物です。
涼し気な色合いが夏にピッタリの小千谷縮に大久保玄才先生の絽の名古屋帯です。
小千谷縮は緯糸に撚りをかけて織りあげた後お湯につけると縮ませるのだそうです。程よく肌から浮いて暑い時期に風が通り涼しく着られるようになってます。
2日目は越後ではないですけど能登上布です。能登上布も今では本当に少ないそうです。これはもう25年前ぐらいに作ったものです。帯は栗山紅型の麻の名古屋帯です。夏に麻はやっぱり涼しいですね。
3日目は小千谷縮に塩瀬の夏帯を合わせました。夏草と秋の野草が目に涼し気です。夏の装いは涼しげに見えることも重要ですね。帯締めは色を効かせずに同色にしてみました。
そして今回の「きもの夏まつり」にちなんできもの館では夏まつりを開催いたしました!
射的や輪投げなどもしましたよ!スタッフさんたちが色々と考えて用意してくれましたが意外と(と言ったらなんですが)盛り上がって楽しかったです。かき氷もいろんな味を用意してくれて美味しかったです。
今回、夏まつりなので吉田部長は浴衣で登場です。VIVIのお誂えでかっこいいですね!
射的もなかなか難しい。浴衣で来られたお客様もいらっしゃって華やかでした。
お祭りとお勉強会で振り幅の広い展示会でした。
まだまだ暑い夏が続きます。皆さまお身体ご自愛くださって、また各店舗へお越しくださいね!