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大創業祭2025での着物

2025年5月14日


みなさま、こんにちは!

きもの館で五日間催されました大創業にお越しくださいましたお客様、誠にありがとうございました。

社長の祖父が呉服業を始めて今年で77周年になります。

このように長く地元の皆様にご愛顧いただき、南大阪を中心に店舗を増やして来られましたのも、ご縁を頂きました多くの皆様のお陰と深く感謝申し上げます。これからも呉服のことなら何なりとご相談いただける呉服専門店として精進してまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は展示会での着物編です。天候によって単衣を着てもいい季節になってきていましたが、何となく肌寒い気がして今回は袷の着物を着てみました。そして、いつも締めているクメールの帯の反対面をコーディネートしてみようと思いました。

初日は、爽やかな色目の大島紬にスワトウ刺繍が施されたしゃれの訪問着にクメールの帯の反対面を合わせました。絣の入った方でも合うと思いますが、今回はあえての裏面を。袷の着物ですが今の時期の晴天のような印象の着物です。帯留めは去年のお誕生日に従妹が作ってくれたつぶつぶビーズです。

2日目は、ベージュ系の小紋にブラウン系の帯を合わせて。クメールの帯はカンボジアの絣織の生地を使った面にはクメール語の入ったオリジナルの帯地を、そして反対面にはこの鈴の模様の帯地使い、カンボジアシルクの生地に合わせて色を変えて制作しています。この少しグレーがかったブラウンの帯地がおしゃれですっきりしたコーディネートになりました。

3日目は安治郎先生の小紋にクメールの帯の裏面を。柄にブルーが使われていますのでブルー系にしましたが、秋口ならブラン系でもいいかなと思いました。今回は久しぶりに安治郎先生のお母さまできもの研究家でいらっしゃる毛利ゆき子先生にお越しいただいておりました。

4日目は、初日の大島紬にブラウン系のクメールの帯を合わせました。どうでしょう?やっぱりブルー系の方がいいかな!

毛利ゆき子先生とお写真を撮らせていただきました。いつまでもお若くお元気で、そしてお話されることがいつも素敵で、ご自身の人生が華やかな着物に彩られていらっしゃる、そんな生き様にいつも心打たれます。先生のようなはんなりと優しい着物をたくさん揃えて下さいました。ありがとうございました。

そして最終日は朝から快晴で暑くなるとの予報でしたので単衣の着物にしました。信州紬にブルー系の方で。今回裏面を合わせてみましたが、どれも絣織の表面を合わせてもいいのではないかと思います。さらにコーディネートの幅が広がる「クメール奇跡絣帯」を皆さまどうぞよろしくお願いいたします!

そして、お待たせいたしました福田店長の部屋でございます。今回は小千谷縮をお召しです。合わせました角帯は博多織です。いつもながらさらっと着慣れた余裕を感じさせる佇まいです。

やっと、というかこれから暑い日が続くようですが、この春は寒いのか暑いのかよくわからない気候が続き、お洋服も何を着ていいのかわからない日が続いておりました。その点、着物はこういう時融通がきくなと思いました。是非是非皆さまも着物を重宝して着ていただきたいなと思います!

 

 

 

 

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