2025年7月8日
KAORIです。
いやはや暑い!毎日暑い!何度ぼやいてみても仕方ないのだけど、言わずにおれないこの暑さよ・・・
お出かけするにしても、どういう出で(いで)立ちで屋外に出たらいいのか悩む。
できる限り生地の面積が小さく軽い服を着たいところだ。しかし日光アレルギーのある私は肌の露出は避けたいのだ。
顔面だって毎年毎年夏の終わりには新たなシミを創生しているのは隠しようのない事実だ(涙)
そんな事情から、つばの大きな帽子や長袖の上着、首筋襟元を隠すスカーフ等の完全防備は、やぶさかでないのだ。
生きづらい!昨今の夏はほんとに生きづらい!
・・と盛大にぼやいてみたところで、今私は、クーラーの効いた部屋でのんびりとノスタルジックな想いに浸っている。
若い頃は夏がくるのはそれなりに楽しみだったなー。
ぼんやりと30年以上前のことを思い出していたら、突然へんてこな事を思い出してしまった。
すぐおかしなところにワープしちゃう・・いつものことだ・・
私が嫁いできた約30年前頃、義母(姑)が昔話を聞かせてくれた。
「うち(私)が嫁にきた30年前はな・・」
ということは、合わせて約60年前の話ということになる。
「うちが20歳の頃やな(義母は20歳で結婚した)、この辺のおばちゃん達は夏になるとシュミーズ(下着)姿で歩いてたわ。」
「え!どういうこと?」
「シュミーズ一枚でウロウロしてはったわ。」あまりの衝撃に
「そ、外を?」恐る恐る質問する。
「うん、そうやで。シュミーズ一枚にスカートだけ履いてるねん。」
「ブ、ブラは?」
「そんなもんつけてへん、丸見えや!」なぜか得意げな義母。
「えー!!どういうことー?」言葉を失う若い私。
「近所のおっちゃん達はどう思ってはったんやろ・・うち、あんなことできへんわ・・」急に恥ずかしがる義母。
聞いてる私はもっと恥ずかしい・・・
義母の話によると、おそらく50歳越えの女性達がシュミーズという下着一枚の上半身で近所を闊歩していたらしい。
なんておおらかな!そしてなんて破廉恥な!
田舎ののんびりした村だったのだろう。
普段普通に近所づきあいしている奥さんが、夏になると突然裸同然の姿で隣の家のおっさんに「こんにちわ」と言う・・・
そんなカオスな世界があっていいのだろうか・・・
暑さというのは、人間の羞恥心も理性も、常識さえもぶっ壊す力があるのかな・・・
そのカオスな光景を思い描きながら私は
「うち、そんなことできへんわ・・」と独りごちたのであ~る。