2018年7月27日
みなさま、こんにちは!
今回は嬉し恥ずかし(?)観劇編です♡
昨年、初めて歌舞伎観劇をさせて頂いたのが「七月大歌舞伎」(過去記事←コチラ)で、今年もいつもお世話になっておりますご婦人にこの七月大歌舞伎にお誘いいただき、というか催促をいたしまして連れて行って頂きました。二年連続で観劇することができてほんとに嬉しい♡歌舞伎上級者のご婦人にくっついて道頓堀の松竹座へ向かいました。
今回は松本幸四郎さんが二代目白鸚を、市川染五郎さんが十代目幸四郎を襲名されましたのでその襲名披露公演となっております。今回学業のために来られなかったもうお一方、新・幸四郎さんのご子息の金太郎さんも八代目染五郎を襲名されるという高麗屋三代揃っての襲名という誠におめでたい公演で、歌舞伎の世界に足を踏み入れたばかりなのにこんな貴重な公演が観られてほんとに幸せです。
襲名の口上が観られる夜の部へ行ってまいりました。少し早くついて暑さ真っ盛りの松竹座です。
昼の部も夜の部もとっても魅力的な演目でどっちも観たいですが、やはり今回しか見られない襲名披露口上を観なければもったいないです。それにしてもさすがに顔ぶれも豪華!私でも知っている役者さんがたくさん出演されています。わー、楽しみ!
早めに着いたのにお茶をしながらおしゃべりしすぎてぎりぎりに会場へ。今年も素早くイヤホンガイドを手配して下さるご婦人です。昨年同様番付まで。ありがとうございます♡暑いですがやはり歌舞伎は着物です。会場の皆様も着物姿の方がたくさん見られました。ご婦人も白地の絹芭蕉の着物に夏牛首の袋帯で涼しげな装いです。
二階には襲名されたお三方の隈取りとサインの大きなパネルとこれまでの舞台姿の写真が飾られていました。それぞれの字ですがお三方とも達筆です。お若い新・染五郎さんもご立派です。それにしてもこの方、本当に美少年ですよね。こんな男の子がクラスにいたらもう視線釘付けです。オーラが違いすぎです。
パネルの前で。私は夏大島にしゃれ袋帯で。
いよいよ座席へ。なんと花道の真横!わーん、ありがとうございますー!嬉しすぎ!幕は襲名披露公演ということで特別に祝い幕なのだそうです。
まずは「御浜御殿綱豊卿」という真山青果の元禄忠臣蔵の中の一編だそうで、以前このブログでご紹介した「伝統芸能ことはじめ」(過去記事←コチラ)を思い出しました。こうして色々と繋がっていくのですね。すぐに忘れますが。この演目は片岡仁左衛門さんが徳川綱豊卿を、赤穂浪士の一人、富森助右衛門を市川中車こと香川照之さんが演じられました。浅野内匠頭の仇を討とうとしている助右衛門の心の内を見抜いている綱豊と、遊興に耽る綱豊は実は綱吉の後の将軍になることを狙っているのだろうと言い当てる助右衛門とのやり取りが最大の見せ場で、お二人のお芝居の巧みさが圧巻です。仁左衛門さんは午前の部の勧進帳にも出演されていたそうですがお疲れもなく本当に素敵でかっこいいです。中車さんもドラマではよく拝見していますがお芝居がお上手です。歌舞伎の舞台でも違和感なく引き込まれるお芝居をなさっていました。すごくおもしろかったです。
そして少し休憩をはさみ、いよいよ襲名の口上です。坂田藤十郎さんが先導してお祝いの口上が始まりました。舞台上には襲名のお二人をはさんでずらりと縁のある役者さんが並び、順にお一人ずつお二人にまつわるエピソードとお祝いを述べていかれます。ユーモアと愛のこもった口上にほっこり。つい最近まで見ていたドラマに出演していた市川猿之助さんもいて、ついついミーハー気分に。ドラマではめちゃ悪役でした。
そしていよいよ新・幸四郎さんの登場する「女殺油地獄」です。こちらは実際の事件を題材にした近松門左衛門の人形浄瑠璃を舞台化したもので、またまた「伝統芸能ことはじめ」の講座(過去記事←コチラ)と重なります。二回しか行っていない講座なのにこんなにドンピシャに当てはまるとは、なんて効率のいい私。曽根崎心中と違ってこちらはあまりに凄惨な事件なので初演の後しばらく上演されなかったそうです。その後、坪内逍遥がこの作品を論じ価値が再認識され歌舞伎、映画、新劇、現代劇と様々な分野で取り上げられるようになったそうです。どうしようもない油屋の放蕩息子の与兵衛を新・幸四郎さんが、最後は殺されてしまう同業者の妻役を市川猿之助さんが演じられました。ドラマではあんなに憎たらしいドクターだった猿之助さんが美人妻を演じられていましたが凄いですねー!女性と思いますもの!宝塚の男役の反対バージョンですね。すごい。落ちぶれていく与兵衛演じる新・幸四郎さんも堂々たる演技でお上手です。もう5回目の与兵衛だそうで仁左衛門さんが監修をされています。最後の油まみれになりながらのクライマックスは映画と違って毎回が舞台上の本番なので本当に大変だろうなと思います。その緊迫感も舞台を盛り上げているのでしょう。新・幸四郎さんは午前の部では勧進帳で弁慶をされたそうでそちらも観たかったな。白鸚さんは午前の部だけの出演でした。
番付も表紙が「白鸚」、白い鸚鵡です。
見開きでお二方の演じた役のお姿の写真とサインが。中西店長に持ってもらいました。
三代同時襲名はなかなかできないことだそうですが、37年前にこの高麗屋さんは三代同時襲名をされていて二代続けて実現した奇跡の三代同時襲名となりました。伝統芸能の歌舞伎ですが、ドラマや映画、または現代劇やミュージカルまでこなす白鸚さん、今回は舞台での役者姿を見られなかったのが残念です。いつかぜひ観てみたいです。新・幸四郎さんもすっきりとした男前でドラマや映画、舞台に活躍されていましたが、もうすっかり実力派の歌舞伎役者になられて貫禄十分です。すごく堪能しました。今日が大阪七月大歌舞伎の千秋楽です。面白かったしまたどこかで観たいです。宝塚と違って頻繁に無いのが残念だな。ご一緒頂いた奥様、今回も本当にお世話になりました。楽しかったです。またご一緒してください。ご婦人に色々教えていただきながら観劇して、ますます歌舞伎が好きになってしまいました。どうしよう。女性ばかりのタカラヅカと男性ばかりの歌舞伎。バランスが取れていいかな。フフ♡