九月花形歌舞伎 東海道四谷怪談

2019年9月17日


みなさま、こんにちは!

中秋の名月も過ぎ、朝晩が過ごしやすくなって参りました。なのでちょっと冷っとするには時季外れな話題かもしれませんがこちらを観劇しに行きましたのは残暑がまだまだ厳しい暑い日でございました。

 

いつもお世話になっておりますご婦人にお誘いいただきましたのは初めての京都南座!演目は四谷怪談でお岩さんに中村七之助さん!絶対観たい!誘っていただいて大感謝です。嬉しい♡

京都南座は2016年から耐震工事に入り昨年の11月に新しくなり開場したばかり。私は今回が初めてですのでどう変わったのかなどはわかりませんが、行ったことのある大阪の松竹座と違って入り口を入ってすぐ劇場なのにちょっと驚きました。

ご婦人のご用意くださったお席は花道の真横!わー、有難すぎるー!嬉しい♡

さて、四谷怪談のお岩さんといえばあのお顔が腫れ上がった女性の怪談だと思い浮かびます。これまた予習しようと思いつつ、何だかんだで当日も会場に飛び込む状態で駆け付けたので観劇が終わってから調べてみました。

「東海道四谷怪談」は、元禄時代に起きた事件が書かれた「四谷雑談」をもとに鶴屋南北が創作した狂言です。鶴屋南北と言えば私の初歌舞伎観劇(過去記事←コチラ)も鶴屋南北で、お、これは覚悟しないとけっこう残酷で悲惨かも・・・と、まだ歌舞伎3回目にしてはわかった風に挑みました。

お岩さんには中村七之助さんで、お岩さんの妹の夫の与茂七、下男の小平との三役。この早変わりが見事で、見せ場の一つ、「戸板返し」と言われる場面では死んだお岩さんと小平が戸板の裏表に張り付けられていて一瞬で早変わりし、これまた一瞬で溌溂とした若者の与茂七になって花道から登場したときにはびっくりして思わず声をあげました。

お岩さんの夫、伊右衛門には片岡愛之助さん。伊右衛門は貧乏暮らしや産後の肥立ちが悪く臥せっているお岩さんが疎ましくなってきて、隣のお金持ちの伊藤家の孫娘に慕われ縁談を承諾。伊藤家からもらった薬を飲んだお岩さんは苦しみ顔が醜く腫れ上がります。もうこのあたりの場面は愛之助が憎たらしくてたまりません。あ、愛之助さんじゃなくて伊右衛門ですけど。お岩さんの着るものや大事な櫛などをお金に換えるために取り上げ、本当にひどい男です。めちゃ嫌い!それでも信じて耐えていたお岩さんが伊右衛門から裏切られたことを知り恨みを込めて髪をすく場面も「髪梳き」と言われる大きな見せ場です。薬のせいで醜い顔になり、髪も抜けていき、裏切られた哀しみと恨みに満ち溢れたとても印象に残る場面でした。もういよいよ会場は恐ろしさに溢れてきています。

この演目は他にも見せ場があって、「提灯抜け」はぶら下げられた大きな提灯から亡霊のお岩さんがぬぅっと出てきます。今はクレーンで吊り下げられていますが昔はどうやったのでしょう。仏壇から出てきたお岩さんが男の人を仏壇に引きずりこんで消える「仏壇返し」と言うのもあります。客席を駆け回ったりでお化け屋敷さながらの様々な仕掛けにテンション上がります。終始音楽は「ひゅ~どろどろどろ・・・ひゅ~どろどろどろ・・・」で怪談感マックスです。本当に面白かったです!

他にも見所はたくさんあるのですが書き切れません。香川照之さんである中車さんも出演されてました。楽しかったなぁ。

バタバタの観劇だったのですがせっかくの京都南座ですので着物で参りました。まだまだ夏物でいいだろうと思いつつ、透け感の少ない絹芭蕉に単衣用の帯を合わせました。着物のお柄もススキで、秋っぽいのもちょうど良かったです。会場には舞妓さんがたくさんいらして可愛かったです。外国人の方用に英語の案内も充実していました。

ご一緒したご婦人はオーガンジーの羽織がとても上品で素敵でした。

夜の南座。

お土産も買って帰りました。「限定」とか書かれると欲しいですよね。

中身はこちら。

着物でのお出かけに一番ぴったりと言っても過言ではない歌舞伎観劇。忙しい日常にこんなひとときを過ごせてとても幸せでした。

お誘いいただいてありがとうございました。

 

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